実家の父が2か月前に亡くなった。
昨日、ようやくお金関係の手続についてあらかた終了した。
相続に伴う名義書換やら、死亡保険金や入院保険金の請求などは終わり、後は細々とした物が今後出てくるやもしれんが、まずは一安心である。
で、長女の私が受け取った金額だが。
実は相続に係るものは23000円だけである。
父死亡時、父が大切に持っていた財布の中身を昨日母が見せてくれて、その中に47241円あった。
1万円札は1枚しかなく、5000円札が4枚、1千円札は17枚。後は小銭だ。
24241円は妹に上げて、私は23000円もらった。
後は、労働組合で請求した死亡弔慰金5万円。
これは相続じゃないな。
だが、父の死亡に伴い取得したお金である。
計73000円。
これで多分すべてであろう。
別に不満はない。
ただ、メモ書き代わりに残しておきたいと思ったまでで。
お金はセブン銀行にへそくっておくつもりだが、いつか使ってしまうだろうから、記録に残しておく。
それと余談だが、父のこの財布はジャンポールゴルチェだった。
龍の模様のある、いかにもいなせなあんさんが使いそうな黒革の財布。
70過ぎの田舎のじいさんが何でぢゃんぽーるなんぞ?と思ったが、どうやらこれは仕事であるお宅の片付けをしに行ったときに、おそらくそこんちの息子が使っていた物であろうと。
ゴミになるだけだったものを拾って使っていただのだろうとは母の弁。
父さんは、2年前、父の日に私が買ってあげた財布には触りもしないで逝ったらしい。
使えばよかったじゃないか、父さん。
しまっておいても何にもならなかったんだぞ。
使えよ。
入院した時に買ってやった下着も「高そうだからもったいない」って言って母さんにしまっておくように言ったそうじゃないか。
ダメだよ。
着ないで死んでしまったら何にもならないじゃないか。
お金なんて・・・貯めるためにあるんじゃないぞ。
使うためにあるんだ。
使える額を殖やしたいから、パチンコにハマっていたのかい。
バカだよ。
パチンコするくらいなら・・・・・もっと他に有意義に使えるところがいっぱいあったじゃないか。
なんて愚かな。