3月4日読了。
実は、最初に手を取ったのはこちらだというオチつき。
漫画から興味を持ち、文庫本など手に取ってみた。
バードさんは現代に生きていたとしても十分に変わり者だと思う。
彼女が生きたのは19世紀末~20世紀初頭。
今ならさしずめ、好奇心・知識欲旺盛の独身女性が世界を旅して回ってみました、というところだろうが、当時はどんな奇異な目で見られたことであろう。
この漫画ではバードさんはどう多く見積もっても30代の女性の設定のように思うが、実際は40過ぎの、言葉が悪いがオバさんだったわけだ。
次に読んだのはこちら。
イザベラ・バード付きの通訳、伊藤鶴吉の目線からバードさんを書いているが、最後の展開が気に入らない。
一言で言うと、「オエっ」。
吐き気ものだ。
イザベラ・バードの日本紀行は上下巻とも購入しているが、挫折中。
イザベラ・バードの日本紀行 (上) (講談社学術文庫 1871)
- 作者: イザベラ・バード,時岡敬子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/04/10
- メディア: 文庫
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イザベラ・バードの日本紀行 (下) (講談社学術文庫 1872)
- 作者: イザベラ・バード,時岡敬子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/06/10
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そして今回、やっとこさ読み終わった次第。
訳がすばらしいのだと思うが、この文章を総天然色で表現できたらどんなにきれいだろう、と思った。
特にマレーシア(だったかな)あたりの記述は本当に美しい。
この辺は読んでみて頂戴。
彼女の生きざまは同じ時代を生きたオーストリア皇后、バイエルン家出身のエリザベート(シシィ)と重なる。
バードさんのほうが6歳ほど年上。
両人とも旅に出ると体の調子が良くなる・・・閉塞感で体調を崩すというのが共通しているな、と感じた。
無論、家柄、それに伴う責任と言う点ではシシィのほうがはるかに上。
この二人がウィーンの宮廷で出会っていたらどうなっていただろう・・・誰か漫画でもフィクションでもいいから書いておくれ。