平凡な日々に光を。

光あれ。例え鈍く、弱い輝きであったとしても。

【読書】ソネット集【シェイクスピア】

私の場合、漫画は「面白そうだな」という自分のカンを信じて購入している。

定期購読している漫画雑誌がないためだが、どうしても歴史ものに偏る傾向はあるかもしれない。

 

で、ここ1年ほどでハマったのは「7人のシェイクスピア」である。

 

シェイクスピアが本当に7人いるのかはともかく、「失われた年月」に全く別人の如く生まれ変わった彼には興味はあったのだが、何となく避けていたシェイクスピア、「ソネット集」なら何とか読み終わるだろうと思い、購入。

実際さらさらと読み終えるのだが、思ったのは、こんな繊細なソネットをいい年したおっさんが書けるのか、という疑問と、ハインリッヒ・ハイメを愛読・愛唱したハプスブルグ家のフランツ・ヨーゼフ2世妃のエリザベートの気持ちが分かるな・・・ということである。

 

宛ら本を持ち、囁きながら廊下を歩き回るお嬢様や貴婦人の気持ちになると言うか。

ソネット集 (岩波文庫 赤 205-5)

ソネット集 (岩波文庫 赤 205-5)

 

 余談且つネタばれだが、「7人のシェイクスピア」の上記の最新刊にはシェイクスピアの「不死鳥と雉鳩」の詩も掲載されている。

www.shakespeare-w.com

それと、シェイクスピアパトロン

漫画の中では不死鳥と雉鳩のネタとして扱われているこの御夫婦のリンクも貼っておく。

Ferdinando Stanley, 5th Earl of Derby - Wikipedia

Alice Spencer, Countess of Derby - Wikipedia