そして、9月28日、金曜日の話をする前に。
27日の夜。
対応に心をやられて、まあそれ以外のことでも疲れて帰った私は買い物のためスーパーに寄ったが、駐車場に止めた車の中で30分以上も考え込んでしまった。
そして夜も眠れず。
正確に言うと眠れないわけではなく、布団に入ってしまうとつい考え込んでしまい泣いて、というか涙が出てしまうのだった。
隣にいた夫が「泣いているのが分かっているので可哀そうで眠れない」などというので、泣くのを止めて寝ないと、と頑張っているうちにそれに疲れて寝てしまったというザマ。
28日の深夜も同様。
ワイン飲んで寝たものの深夜に目が覚め、考え込んでしまうとワーッと涙が出て止まらず、それに気付いて起きてしまった夫が「ダメだオレ寝れないよ、あっちの部屋に行くよ」と布団から出てしまい。
別の部屋に行かなければいけないのは私なのに。
夫に「CSのファミリー劇場で天地茂の美女シリーズ2時間×2本見てしまったよ」と嫌みを言われた。
※この際どうでもいいことだが天地茂の美女シリーズとは、江戸川乱歩原作の明智小五郎シリーズをテレビ朝日で2時間ドラマ化した奴で、当時は土曜の夜午後10時とかに放映されていたと思う。
題名が「~の美女」なのである。
こんなの、原作にないって。
さて、前後するが、この日この件で部長と面接、というか、私がけしかけたんだが。
私の中で実は骨子は既に出来かけている。
- 過去、現在、未来について語る。
- そこから問題点をあぶり出す。(この過程は支社の方にはお知らせする必要はないだろう。多分必要ないし)
- 出来れば「営業」で頑張るは使いたくない
部長に申し上げたのは以上の3点。
ところが部長は、思いがけない反応を示した。
「俺からもヒントをやる」と言いだしたのだ。
何だよ、この上から目線野郎が。
私が先日支社の方に対して述べた「何かヒントをください」に対してえらく笑っていたので、それが多分部長の琴線に触れるものがあったんだろう。
つまり、奴の中でバカウケ、だったんだろうか。
部長曰く
- 今回の原因はアナタが「声を上げなかった」点にある。その辺から攻めて行けばいいのではないか
- 長文ではなく、箇条書き程度でいいのではないか
- 今回の件はアナタの行為が起爆剤になったわけでないけれども、俺はむしろ部全体が変われるチャンスだと捉えている。
- この件に限らず、皆いろんなことはすぐ報告する、意見を述べることが出来るようにすべき
ごもっとも。
特に3件目はうまくいけば、まるまる部長の手柄だわね。
最後のは、部長が最も好むところ。
3件目を土産に来年は地元に異動しますか、部長。
まあ、よい。
部長自身の事を書けば、自分の不徳の致すところで彼は部全体、特に役職者から総スカンの状態なのである。
彼としても今回の件は自らの起死回生のチャンスととらえているのはありありだ。
部長は「俺の意見をそのまま使えばいいんじゃねえのか」的ものの言い方をしたが、私は「部長の意見も参考にさせていただきます」と言うにとどめた。
私の愚かな所はこんな敗戦事後処理の内容にもオリジナリティを加えたいと考えてしまう点である。
部長の意見をまるっと取りいれて自分の「作品」にしてしまう方がラクだ。
しかし、支社の人が求めているのはそんなことだろうか。
私は変わらねばならない。
しかも表面的にではなく、中身をだ。
これからすべきことについて何を書くのか、は実は定まっていないが、多分私が一番苦手でふたをしたいことで、多分一番望まないことを書かねばなるまい。
営業??
いやいやそれは違うでしょう。
もっともその内容は書く気もない。
おそらく少なくとも「ムードメーカー」「役職者に選出される人材になる」くらいの事を書かねばなるまい。
一番苦手で避けて通りたくて、私には持ち合わせていない部分について今さらスキル挙げるってしんどくね??
続く。