平凡な日々に光を。

光あれ。例え鈍く、弱い輝きであったとしても。

【ニコニコ動画】三人吉三(さんにんきちさ)を観た【ネタバレ注意】

最近、歌舞伎づいている。

もっとも、生の舞台を観るのは現状では不可能だ。

ここには上げてないが、先日はワンピース歌舞伎をニコニコ動画で観たし、次の週にはタイムシフトで表題の「三人吉三(さんにんきちさ)」を観た。

ニコ動のサイトはこちら。

https://live2.nicovideo.jp/watch/lv325482728

※ニコ動の公式サイトである。

 

公式サイトはこちら。

www.shochiku.co.jp

www.shochiku.co.jp

 

三人吉三のあらすじはwikipediaからどうぞ。

ja.wikipedia.org

歌舞伎の生舞台はまだ観たことない。

堅苦しく、眠くなる、言っていること意味不明、など、ハードルが高いと思っていた。

 

昔、薪能を友人と観に行き寝そうになった女である。

狂言はまだましだと思ったけど。

 

東京都内在住だったら歌舞伎座にも月1くらいは行けるだろうが、何せ、タカラヅカにも行けてないのに、無理でしょうと思っていたが、シネマ歌舞伎なる方法で公開しているのね。

この田舎でも観れないことはないが、公開期間1週間か・・・・うむむ。

 

正直、設定盛りすぎやろと思ったが、これがよく出来ている。

100両ものカネは刀代金であるが、それらをめぐって、人間関係が怖いくらいに狂ってゆく。

100両を落とさなければ、拾わなければ。

全部で何人の人生が狂った??

死んでしまった??

 

タカラヅカには「(登場人物)皆殺しの谷」と言われる(今はどうかな)脚本・演出の谷正純という先生がいるが、まあそれに匹敵するくらいかな。

それと、同じくタカラヅカの脚本・演出で植田紳爾先生(ベルバラの演出家と言ったら分かるかな)という方がいるが、この方はセリフに「少しも早く」という言葉を多用する。

この「三人吉三」にもその言葉を使ったセリフがたくさん出て来て驚いた。

変な日本語・・・と思って聞いていたけど、普通なんですかね。

 

 

役者についても触れておく。

 

お嬢吉三の中村七之助の出来は正直期待していなかったが、美しさに息をのまれる。

しかし、素の性分は容易でないだろう、この方は。

振袖を着たお嬢のなりをした泥棒の設定。

 

七之助の実兄の中村勘九郎は和尚吉三。

実父、一八世中村勘三郎に面ざしがよく似ている。

性格の良さ、実直さが顔に出ている。

大河ドラマは多分面白かったろうな。

視聴率が悪かったようだけど、そもそも大河ドラマをみなくなって久しい。

 

お坊吉三は尾上松也

松也と中村兄弟は幼馴染なのですね。

この方はワンピース歌舞伎にも出演しているのかな。

→出演してません

所属の松竹エンタティメントの情報が今のところすべてかな。

(つまり、全然詳しくないということだ)

 6月1日追記:妹が新派女優らしい。

ja.wikipedia.org

 

そもそもはお坊吉三の実家の大事(刀を盗まれちゃった)が原因である。

それに和尚吉三の父がからんでいるのだが、そのことを勘当同然の和尚吉三は知らない。

さらに、和尚吉三には双子の兄弟姉妹がいて、男児の方が幼いころに捨てられていた。

和尚吉三の父は女衒。

女児の方が将来金になる??と思い、男児は捨てられた。

しかし、捨てられた男児が成長し、この刀と100両に深くかかわってくる・・・・

 

はー救いがない。

観ていて思わず頭を抱えた。

東海テレビの昼のドラマもここまでドロドロしていないだろう。

もっとも、東海テレビの昼ドラはまだ放映してるのかな。

 

ja.wikipedia.org

現在は放映してないようです。

結構、好きだったんだが。 

 

なんかとりとめのない文章になったが、もうすこし歌舞伎を知ってみようと思い、とりあえず近くの書店で「演劇界」の定期購読の申し込みをしてみた。

タカラヅカの時もそうだったが、役者の顔を覚えるには、動かない状態で覚える、つまり本が一番だ。

www.engeki.co.jp

 いきなり合併号で、どうやら舞台化粧をしていない状態で本に上がるのかもしれないが、まあ、それは気にしない方向で。