7月某日(と言ってもバレバレですが)、遂に由利高原鉄道を走りきりました!!
と言っても乗っていただけですが。
梅雨時期かつコロナ禍での決行。
当日まで迷ったが、多分この日を逃すと次はないだろうなと思ったので実行に移した。
とりあえず、撮影出来た駅の看板など。
順不同。
駅名の由来は住所か、近くを流れる子吉川からか。
秋田駅の自販機で切符が買えたのがいなほ8号発車10分前。
とりあえず、普通列車の乗車券だけ購入していなほ号に飛び乗る。
羽後本荘駅に向かうも、私の乗車した自由席のウン号車にはなんと乗客、私以外にあと一人しかいない。
これもコロナウィルスの影響?
分かりにくい写真かもしれませんが、チケットホルダーなる物が前の席の後ろ側にあり、感染予防のため客との不用意な接触はJR社員も求めていませんよ、的な感じにも取れます。
羽後本荘駅で下車、おばこ号に乗り換えます。
残念ながら「おもちゃ列車」には乗れませんでした。
・・・羽後本荘駅前を一見しましたが、商店街も何も無く、田舎の駅前にありがちな風景です。
かろうじてビジネスホテルが1軒ありましたか。
由利高原鉄道のもぎり兼切符販売のおねいさんに
「往復の利用ですか」と聞かれたので「はい」と返事をしたところ、「往復切符がありますよ」とこんなのを渡されました。
・・・・なんと、乗り降り自由であったか。
これは見逃した。
下調べなしで来たからな。
これで往復1220円かかる由利高原鉄道の電車代は850円まで圧縮できた。
しかし、乗客4名。
うち一人が前郷駅で下車、終点の矢島まで乗車したのは三名。
うち一人は地元民、もう一人が私、残る一名は「まつ子さん」によるとまつ子さんのリピーターらしく「私に会いに来てくれて、ビール買って帰ったよ」とのこと。
まつ子さんとは??
書籍も出しているらしい。
私の母より5歳ほど年下のまつ子さん。
曇空であったのだが、前郷を過ぎたあたりから雨が降り出し、子吉川も田んぼの堰も茶色い水の音をさせながら流れている。
矢島駅を降りて、近くの多賀部食堂に向かおうとしていたころが一番降りが酷く、「あ~この旅失敗だったか」と思っていたが、食堂でラーメンを食べ終わった頃には雨も上がり、さほど蒸し暑くもならず、小一時間ほどの散歩を楽しむことが出来た。
私には汁がぬるかった。
それと、おそらくだが肉は鶏の臓物か鶏肉の硬い部分を具として使用している変わったラーメンだった。
まあ、これはこれでありだろう。
私が店に入った時は3人しか客がいなかったのだがあっという間に7~8人が来店。
ほぼ全員がラーメン、またはラーメンセットを注文していた。
余談だが、往復乗車券のおかげで600円の味噌ラーメンが550円に割引された。
まつ子さんにもらった地図を見ながら散歩開始。
順不同。
矢島駅前にある地図。
福王寺から矢島町内を撮影。
↑福王寺の写真3枚
龍源寺からどこにいく途中か忘れた。
何となくだが、戊辰の役で戦場になったのでは・・・と想像した。
蓮の花が見事であった。
旧佐藤政忠家。
流れる水はそのまま飲めそうなほどに綺麗だ。
八森城跡。
矢島小学校の校舎が傍にある。
向かい側にある、矢島高校跡地に建立された記念碑。
付け焼刃だが、矢島町の歴史について調べる。
駅のまつ子さんによると、矢島を治めていたのが「生駒の殿様」らしいのだが、生駒家って・・・・??
ひょっとしてAKBの生駒里奈と関係あるのかしら??
直接は関係ないとは思うが、縁者ではあろう。
通っていた高校が西目高校なら地理的に近いし、納得だ。
でも、余り賢くはないのね・・・・
で、この殿様はどっから来たのかね。
なになに、元は讃岐の出、しかし・・・・・
平たく書くと、暗愚な4代藩主が男色愛好家で、政治向きじゃなくって、家臣が実験を握ってしまって御家騒動が起こり、矢島1万石に改易・・・とな??
矢島駅に戻り、電車の待ち時間はまつ子さんとお話。
お肌のお手入れがすばらしいのか、とても白いお肌の方。
そして、なんと、出発直前に、旗を持ってお見送りに来てくれたのでした。
これには私もすこし感激。
こうして無事由利高原鉄道を走破しました。
帰り道は、途中から小学生が帰宅のため定期券を振り振り乗車。
それでも乗客は総勢10人を超えることはなかった。
写真はないが、駅のホームを通過せず、線路を突っ切って自宅に入ってゆく小学生の姿。
一人だけかと思いきや、その駅で降りた全員がその家の車のガレージを通過して歩道へ出て行く。
別の駅ではじいさん数名が駅のホームで待っている。
最初、「??なんで??」と思ったが、じいじのお迎えのある小学生は羨ましいぞ。
乗客で観光客とおぼしき大人は私ともう一人のみ。
電車内に観光客皆無。
GOTOキャンペーンにのるつもりはないけど、これはこれで寂しいものだ。