平凡な日々に光を。

光あれ。例え鈍く、弱い輝きであったとしても。

【読書】「働き方」の教科書【会社からの降り方と退職金ゼロに備えて】

 

「働き方」の教科書: 人生と仕事とお金の基本 (新潮文庫)

「働き方」の教科書: 人生と仕事とお金の基本 (新潮文庫)

  • 作者:出口 治明
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2017/03/29
  • メディア: 文庫
 

先日読了。

 

著者は保険にとても関わりの深い方。

まず、最初の就職先が日本生命と言うところからしてそうだが、本人いわく「法曹試験(弁護士だったか)」に落ち、「已むなく就職」した体だ。

60過ぎてからライフネット生命を立ち上げたんだ。

もう少し若い方かと思っていたが。

www.lifenet-seimei.co.jp

 

で、この方、こんなことにも関与している。

関係者は刮目せよ。

うちの職場じゃ、話題にもならないがね。

https://www.jp-life.japanpost.jp/information/20191218-pr-3-1.pdf

※リンク先は削除される可能性がある。

 第5章の「50代になったら何をするか」以降を興味深く読む。

 

私はそろそろ会社から降りる時期だろう。

零細個人事業主でもあるが、それを元にこつこつ、せめて貯金がゼロでも食っていけるだけの収入(年収200万程度+あとこれに公的年金)があればおそらく死なない。

そこまでは何とか目途をつけられれば。

しかし、肝心の会社がジャマをする。

しみったれたことを書くが、私の退職金に関しては現在会社がケチを付けている。

正確に言うとこれは私個人の資質の問題ではなく、私くらいの年代より上の者でとある業務に関わっている人間全体に言えることである。

端的に言うと無罪放免になるまでお時間をいただく、ということだ。

 

これまで漠然と思っていたのはおそらく現在か、次の職場が最後だろうと言うことであったが、退職金ゼロは想定してなかった。

リタイア資金は多いに越したことはないし、退職金ナシを踏まえてあと5年もこんな職場で無給で働くなんて勘弁してくれだ。

3年か。

私の収入の3年分ぐらいが私の退職金相当額にあたるからな。

 

 

印象に残った言葉を。

 

「仕事は人生の3割でしかない。時にはその割合が5割を超えることがあろうが、それは異常な状態。(意訳)仕事が人生のすべてではない」

「50代が起業するのはマクロの視点から考えても極めて健全だ」

「小さく始めて大きく育てよ」

「もし失敗してもやり直しが効く。心配はない」

「必要なのは強い思いと算数

「自分が楽しく働くことがお客さまの為になる(表紙裏)」

 

先日、別ブログで散々上司について批判の言葉を投げつけたし、この分だと4月以降の私の待遇が改善されるわけでもなさそうだ。

あるとしたら人事異動。

 

皮肉だ。

ようやく私が考えていた方向に会社がようやく向かおうとしてる。

でも、そこに私は不要なのだ。

そのことを、異動してきた7~8年も前から考え、自分なりに実行してきた私はかやの外で、「選ばれし者」がそこにはまって行くところなんて私は見たくないし、耐えられない。

 

この本の通り生きるつもりはないけど、会社からの降り方とそれ以降の生き方、資産の積み上げは考えるのを止めてはいけないな。

自分なりに到達する部分があるはずだ。

例え他人はご存じなくても、いまさら知らしめる必要もないでしょ。