平凡な日々に光を。

光あれ。例え鈍く、弱い輝きであったとしても。

【読書】5月は3冊:完全版【まあ、いいでしょう】

※どうやら、誤って下書き状態の物がアップされ、しかもそれに★が付いたのでそれを生かすためにもこちらも読んでいただきたいです。

 

断捨離に明け暮れた5月であったが、本は3冊読んだ。

本来は純文学系統のみ挙げるつもりであったが、あいにくと手に取る機会がなかった。

  

倉庫に預けていた箱から出てきたのでもう一度読んでみた。

一時期、本多静六のいわゆるマネーカテゴリー的書籍にハマり、読みあさった時期がある。

 「私の財産告白」あたりを読んでいただければ分かるが、4分の1貯蓄法(手取りの25%を貯蓄する)を守るため、給料日前は家族にも清貧を勧める部分が割と赤裸々に書かれていると言う記憶がある。

給料日前のご飯のおかずは塩のみであった、という記述があったように思う。

今で言う公務員(東京帝国大学の教授)の収入で妻子(wikipediaによると三男四女とある)を食わせなければならないのだ。

 

私の財産告白

私の財産告白

 

 今回私が読んだ方の書籍にも、学生時代(東京山林学校:現在の東大農学部とある)の小遣い、生活費の捻出方法が書かれている。

当時学生だった本多は寮住まいであったが、実家が困窮しているため年間50円の食費込みの寮費以外は出してもらえなかった、とある。

なので、「今でいうアルバイトの様なことをした」とある。

毎週日曜日は片道14キロを歩いて 手伝いする家に通い、そこで働いた謝礼に腹いっぱいのご飯を食べさせてもらう。

その日の食費の分は欠食届を提出。

使わなかった食費の分の戻りが毎月50銭ほどある。

それをノートや筆記用具などの小遣いにしたと言う。

鉛筆も、短くなって使えなくなって捨てられていた物を拾って使った、靴はすり減るので、その14キロの往復も靴を履かずにした、などという記述もある。

 

・・・・まあ、今の私とは正反対かな。

私は贅沢すぎる。

貯蓄行動にカツを入れたいときは読みたい本である。

 

多分、ある意味本多静六と両極端にあると思われる人の本も読んだ。

 

もうレシピ本はいらない 人生を救う最強の食卓

もうレシピ本はいらない 人生を救う最強の食卓

  • 作者:稲垣えみ子
  • 発売日: 2017/09/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

私はあまりテレビを見ないが、この人は知っている。

アフロヘアが強烈な印象がある。

これも本を読むと分かるが、中身もなかなか個性的である。

私より、少し年齢が上かな。

 

ひょっとして、極端から極端に走る人なのかしら・・・と思われる。

元朝日新聞記者。

経歴的にはキラキラな部類でしょ。

 

この本はいわゆるレシピ本のくくりらしいが、「いらない」と言っている通り、あまりそれは感じなかった。

自炊力と書いたが、レシピなどいらない。

焼く煮る炒める蒸す和えるプラス調味料。

 

この本の言いたいところは

「自分の面倒は自分で見れ。そのためにも自炊力が重要である。何でもない普通に、スーパーや八百屋で売っている食材で、自炊力さえあれば機嫌よく生きていけるのだから」

 

と捉えたのだけど、どうだろう。

 

そして最後に。

 

あした死んでもいい片づけ 普及版

あした死んでもいい片づけ 普及版

 

ブログはこちら。

blog.goo.ne.jp

この本に感化されて5月の断捨離ははかどった、と言ってもいい。

 

近くの書店の本棚の前で買うか買うまいか迷ったけど、結局購入。

なぜって??

断捨離するのに、本を増やしてどうするのって感じでしょ??

 

この本のキモは

「抜く」である。

1日30分、その作業に充てる。

で、「30分片付け」については別に本が出てるんだけど、多分買わないと思う。 

あした死んでもいい30分片づけ

あした死んでもいい30分片づけ

 

 不要なものを「抜く」。

不要だと思ったらその場で捨ててもいいけど、思い入れのある物であったら1週間でも10日でも1年でも置く。

その時に「不要」だと思ったら処分する。

処分するにしても筆者は「捨てる」のは最後の手段と述べる。

譲る、売る、捨てるのは最後、かな。

 

捨てることが出来ないのは、今はまだその時期ではないからとごんおばちゃまは言う。

この言葉に甘えてはいけないのだけどね。

 

この本から拾ったわけではないが、巻末の「47のチェックリスト」の中に「一日一日を大切に生きる」という一文があった。

ニュアンスが少々異なるものの、私がブログの年頭で述べた今年の目標の中に似たような文章があったので付記しておく。

 

日々を丁寧に悔いなく生きる。

 

さあ、出来てますか、私。