平凡な日々に光を。

光あれ。例え鈍く、弱い輝きであったとしても。

【日記】存在は正しくて素晴らしいけどアンタ、いらない。【勝手に生きろ】

私が退職する、と噂になったらしい頃の話。

 

実は夫と題名の彼女は部は違うものの同じ職場。

かつては同僚、部下と上司として働いた私の話を彼女独自のルートで入手させる程私は貴女と親しいわけなどない。

なので、私の同年の彼女は少なからず驚いた、と思われる。

 

廊下で、エレベーターの中で偶然一緒になったよ、と夫から話を聞いても、既に心など動かされる相手な訳もなく。

 

案の定、彼女は夫に接近してきた。

私の事情を知るために。

 

退職理由なんて一言で説明出来る訳がない。

色んな要素が組合わさっている。

今後昇格も給与も上がることがないだろう会社への愛想尽かし、勤続年数が一段落付いたこと、自身、母、妹の健康状態、あり得る盛岡の姑との同居、私ら夫婦の転居。

 

彼女はこう聞いてきたらしい。

お金は、生活費は大丈夫なのかと。

 

夫は大丈夫だ、と答えたらしい。

更に彼女は言って来たそうだ。

よく退職を許したね、と。

 

夫はまあね、と答えたらしい。

実に俗っぽい彼女らしい質問だ。

 

 

書いておく。

彼女の方が世間的にまともだ。

誉められた生き方だろう。

でも、一緒に働いたとはいえ、死んでも香典出すのも勿体ないし、無論私の葬式に来るわけもないが、来たら塩を頭からかけて、更に水もぶっかけろ、と遺言したいくらいの女だ。

 

20代で3人の子持ち、夫は同業者、しかも両名とも管理者。

住宅ローンを早々に組み、彼女の実家近くの新興住宅地に家を購入。

彼女は次男の嫁だが、長男の嫁は男児2人産んだのに対し、彼女は男児2人に女児1人。

このことを「勝った」などと表現する女だ。

 

いい車が好き。

ここ数年はプリウスなはず。

ゴルフは夫共々大好き。

会社のお偉いさん、実際はヤクザに毛の生えたような連中と週末はゴルフ。

子供は全員成人しただろうが、未成年の頃は学校の役を一杯引き受けていてとても目立っていた、と言う話。

私は子供がいないから、あくまでも噂の範囲。

 

私の生活を惨め、と蔑むだろう。

今だ私が独身の頃からの賃貸に夫婦して暮らし、階下に水漏れも発生して何時立ち退きが架かってもおかしくない有り様。

子供はおらず、だったら会社で出世したかというと、二人とも主任のまま。

一体何が楽しみで生きているのか、と思うだろう。

 

あのね。

人並みに何もかも手に入れたあなた達夫婦に、親の遺産でも入らない限り、あるいは資産運用でもしていない限りお金は手元に残っている訳がない。

沢向要士にそっくりのご主人もすっかり禿げて。

貴女もうちの夫に「セピア」と呼ばれているくらいだから、其れなりに疲れた中年女になっているんでしょうよ。

消えてなければ、貴女の顔には頬に大きなシミがあったけど、どう、可愛がられていたあの方に、韓国で手術は勧められなかった?

 

私が仕事を辞めたことで、彼女を嫌々ボスと仰いで仕事をしないといけない可能性がゼロになり、ホントにスッキリとした。

せいぜい頑張って生きて。

女性活躍の広告塔として。

今までの連中は独身子なし、あるいは既婚子なしだったけど、アナタなら実績十分。

会社をせいぜい利用しなさい。

私や夫はアナタの活躍など知らなくても生きていけますんで、どうぞお気遣いなく。