平凡な日々に光を。

光あれ。例え鈍く、弱い輝きであったとしても。

【断捨離番外編】彼女らもいよいよ過去の人(1)【本当に嬉しい】

※この文章、長くなります。

なので最初から閉じます。

 

3月1日は内示であったが、退職する私にも関係なく人事異動の話をもたらしてくれる「お仲間」は存在する。

翌3月2日、そのびっくり仰天な人事異動が私の耳に入ったが、正直「ああ、やはりな」という気持ちと「私の予想は当たったな」という気持ち、そして意外に冷静で何も感じなかった部分もあった。

彼女はかなり以前に過去の人になっていたんだ、と感じた。

そして、夫の職場を離れてくれて本当によかったと思った。

なので夫に「会ったら昇進おめでとうと言ってくれる?」と言ったら夫、目を丸くして何も言わなかった。

 

 

彼女の経歴書く??

 

傍目には立派よ。

子供三人、共働き。

夫は既にボス。

夫は3人くらいしかいないところのボスだけど、彼女は「部長」だからね。

こう書けばこの人事がいかにびっくりかおわかりでしょ。

彼女はそういうタマなのだ。

 

彼女は単身赴任をするっていう話だ。

一人暮らしは多分したことないだろう。

知らんけど。

 

私知る限り、彼女は結婚も早かったし、多分計画的に妊娠出産もしたから20代で既に子供が3人いた。

一番上の子はもう年が28.9にはなっているだろう。

私にはどうでもいい情報だが、3番目の子が私と同じ誕生日らしく、私の誕生日の日には決まって彼女が夫に「○○ちゃん(注:私)の誕生日、おめでとうって言ってね」などとどうでもいい話題を夫経由で私にもたらした。

 

で、皮肉なことに3番目の子がどうやら一番賢いようだ。

 

彼女、彼女の夫、夫、私はかつて同じ職場だった。

 

私が彼女の夫と先に職場が一緒になったが、彼には全く興味が無く、その方はあとからやって来た彼女とウマがあい、先に結婚した。

その後、私と夫が結婚。

夫同士、妻同士が同じ年なのが当時はとても嫌だったが、今やどうでもいい。

 

私らが結婚後、彼女ら夫婦が上司を入れての合同の飲み会を企画したりして、私にとって嫌なことに参加するよう押し付けてくるようになり、鬱陶しい。

このご夫婦、俗っぽくてギラギラしていて私に合うはずもない。

夫も同じ意見だった

はっきり言って大嫌いだった。

だって私は彼女のせいで20代、メンタルを崩したのだ。

幼稚で世間に疎かった私も悪いと今なら思えるが、そういう空気のもとで仕事しなければいけなかったのは辛かった。

しかも、彼女の方が仕事出来るしね。

馬鹿みたいに保険を取りまくっていた。

 

こいつは稼げる。

そう思ったのだろう。

馬鹿な男。

 

その馬鹿な男のリーゼントも今やはげ頭。

久しぶりに見たとき、その変わり様にあとで笑ったけど。

そして、若夫婦あるあるだけど飲み会で「(子供がうるさくて)安らぐ場所がない」って夫に言って、酒飲んで管まいて更に暴れたらしいけど、それ、仕方ないからね。

その人生を選んだのはアナタ。

子供も家も出世もアナタの努力もあったろうけど、彼女に感謝なさい。

 

彼女のことは私ら夫婦は最初、イニシャルを取って「▽男」「▽女(こっちが彼女ね、▽はイニシャル)」と呼んでいたが、かなり後になって夫が彼女についていい名前を考えてくれた。

「セピア」

である。

※セピアではなく、黄土色にしてみました。

※今後、彼女のことはセピア、とここでは呼称します。

 

「あいつ、すっかり色抜けたね」

どういう色かは知らないが、多分昔と違ってギラギラ感が無くなったのだろう。

私はここ10数年、幸いなことにまともに対峙してないからね。

話を戻す。

 

いわゆる職場結婚は通常、男が職場を異動するのがうちの会社の習慣だったが、私の場合、私が異動した。

この時セピア、3人目がおなかの中にいたのかな。

よく覚えていない。

 

そうやって私は異動したが、思わぬ形で私とセピアは再開する。

上司と部下として、だ。

無論私が部下。

 

あまり詳細に書くと身バレするからあれだが、セピアと私、赴任初日「会長」の所に連れて行かれた。

ボス(後述するがこの時のボスは女性である)の運転で車で1時間ほどの「会長」の所に行ったのだが、車の中のその居心地の悪いこと。

セピアとボスは初対面ではなくもうツーカーな中であったようで、ボスは言わばおまけの私には見向きもしない。

ボスはセピアだけ連れて行けばいいだろうに、なぜ私を連れて行く気になったのだろう。

当時のボスとはもう付き合いが無いのでその辺を確認するすべがないが、まあ、要は「私に対する嫌がらせ」であったと思う。

 

この職場、どこにも逃げ場がなくて辛かった。

ストレスで私は1カ月で5キロ太った。

病まないのが不思議だった。

一度病むと耐性が付くのか??

いやそんなことはあるまい。

 

ボスは何を吹きこまれたのは知らないが、初対面なのに私には冷淡。

おそらく、当時の課長の仕業だろう。

前の職場で一緒だったし、いかに仕事出来ないか知っていただろうから。

この課長もギラギラしていて嫌なタイプ、私には大変冷酷であったが、後年、思わぬ形で信頼していた人にしっぺ返しを食らう。

話を再び戻す。

 

ボスはオーナーの娘で、婿養子を追い出したという噂。

子供は4人。

仕事場から突然いなくなるし、ちゃんと仕事をしていたは不明。

後から聞いた話によると「副業」をしていたらしい。

まあ、休み時間はケータイで株式投資したりしていたし、人のことは言えんが。

 

実はセピアと仕事したのはこれから2年余りの時間だけで、実はこれが最後だ。

 

ボスもセピアもそうだが、嫌いな奴を崇め奉るなどというのは私のニンではない。

かなり辛かったが、ボスに関しては世話にもなったし、実はいい人、というのが分かったのでこの後異動しても悪口は極力言わなかったつもり。

 

書いておく。

このボスと私の人生の一部が被っていることを。

ボスも多分誰かれに話したことはないだろうことを。

 

ボスは婿養子を貰ったが、その婿養子が仕事中に車にはねられた。

私は婿養子は貰わなかったが、夫がやはり仕事中に車にはねられた。

私の夫は頭を強く打ち、2週間ほどは意識がもうろう、混濁状態。

キリスト教の坊さんが青い服を着て立っている」などと言って、私を困惑させた。

だが、その後意識が急速にクリアになり、安心した。

 

余談だが、キリスト教の青色は聖母マリアの色だそうで、聖母マリアのミサを行う時、司祭は青色の服を着けるという。

www.google.com

 

ボスの元夫の症状はもっと酷かったらしく、幻覚症状があったようだ。

天井を見るとね、毛虫が這っているって言うのよ。

夜中にむくっと起きると、タンスの中の物を全部引っ張り出しているのよ。

 

うちでは・・・・私のことを私の妹と見間違った位で済んだけど。

 

ボスは多くは語らなかったが、夫の事故が離婚の最大の原因になったとは思う。

事故に遭った当時、一番下の子が3~4歳。

見合いだったそうだが、何でそこまで話すかな、私に。

私は離婚しませんでしたけど。

 

 

でもボス、私がクロコダイルのバッグを買って職場に持って行った時

「それ、いくらしたの、70万くらいした??」とか

「いくら貰ったの??うちは『○○○○万』」とか言わないで。

私、確かにお金は大好き。

嫌いな人はいないでしょう??

でもモノの値段は言わないし、聞かないさ。

 

ちなみに『○○○○万円』はいわゆる「慰謝料」のことだ。

ボスの数字は聞いたけど、うちより高いかな、っていう感じであった。

ボスにも人のお金にも興味も無いので本当に忘れた。

こういう商売だから、俗っぽいし、人の持ちモノや金銭に異様な興味を示す連中が本当に多い。

さらっと行かなきゃ、サラッと。

 

それであのう・・・・・

申し上げておきます。

いわゆる「慰謝料」って夫の場合、500万円でした。

何千万も、っていうでしょ??

それって「逸失利益」を加えた額なんです。

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なので学校の成績が良い学生、とか、社会的に高い地位にある方、はこの「逸失利益」が高くなりがちなのです。

そしてその額が不当に低いと感じると被害者側が裁判を起こすんです。

 

うちは「え?こんなに??」と言う金額でした。

田舎で新築の家屋敷は2件、買える金額でした。

※別に先んじて障害一時金も貰いました。

 

その話が決着したのは2011年2月。

そうです、あの年なのです。

長くなったので(2)に続く。